I1801
  マルチ型ICP発光分光分析装置(ICP-AES)
1. 型式
アジレント・テクノロジー製 Agilent 5110 VDV型
2. 特徴
      写真:Agilent 5110 VDV型 装置外観
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        定性分析・定量分析
サンプル溶液をミスト化してアルゴンプラズマ中へ導入し、励起された元素の発光スペクトルを測定することにより、元素の定性分析と定量分析を行います。 - 
        半定量分析
「サンプルにどのような元素がおよそどのくらい含まれているか」を知りたいときには、半定量分析が最適です。予め登録された標準溶液の強度データとサンプル溶液の強度データを比較し、定性分析と同時におよその元素濃度を算出するので、従来よりも迅速な分析が可能となりました。 - 
        測定困難なサンプルにも対応
海水など元素が高濃度に含まれる試料や有機溶媒試料の測定にも対応しています。プラズマの長時間安定性にも優れており、精確な定量分析が可能です。 
3. 主な性能、仕様
| 観測方向 | アキシャル・ラジアル方向観測 | 
|---|---|
| トーチ配置 | 縦型 | 
| 光学系 | エシェル分光器(167〜785nm) | 
| 真空紫外域測定 | Arパージ | 
| 検出感度 | 10ppb〜数10ppb | 
4. 応用分野と分析例
- ポリマー、電解液などの有機物材料中の微量成分分析
 - 金属合金、金属酸化物などの金属材料の主成分分析、微量成分分析
 - ガラスやセメントなどのセラミックス材料の主成分分析、微量成分分析
 - 海水、かん水などの高塩溶液の主成分分析、微量成分分析
 





















